2012年5月27日 (日)

部下の結婚式に出席した-昔とかなり違うのにびっくり

 部下の結婚式があった。本当に久しぶりである。開発職は、毎年とは言わないまでも、それなりの頻度で新入社員が入ってくるので、部下が結婚することは多い。昔は、この時期になると、結婚式が必ずあったものだが、最近は結婚はしても結婚式に会社関係の人を呼ばない場合が多かった。たぶん、会社関係で呼ばれるのは、10年ぶりくらいである。
 友人は既に結婚しているし、自分の子供や親戚の結婚はまだである。となると、あとは、会社関係くらいしか結婚式に行く機会はない。その会社関係の結婚式が10年ぶりと言うことは、結婚式そのものに行くのが10年ぶりと言うことである。この10年で本当に変わったという感じである。
 特に、式の様子を披露宴の最後で動画で上映するあたりは、デジタル技術が大活躍ということで、関心していたら、若い部下に笑われてしまった。時代は変わるものだ。

2012年5月26日 (土)

開発の現場から:組み込みソフトウエアの進歩を妨げるもの-保守的な技術者が多い

 ソフトウエア技術というのは、最後はコンピュータ上で実現されるので、ハードのイノベーションでもない限り、できることは変わらない。しかし、生産性という意味では、いろんな工夫がされてきている。大きなソフトウエアを作るという方向性であったり、信頼性を高めたり、再利用性を高めたり、とあらゆる工夫がされている。オープンソースのような開発のやり方などは、最も大きなイノベーションであろう。
 ところが、組み込みソフトウエアの技術者は、こうした動向には鈍感なのである。技術に対して保守的な人間が多い、という印象がある。
 もちろん、こうなる理由はある。PCほどハードウエア資源が豊富ではない。新しい技術は、ハードウエア資源を使う方向であることが多いので試しにくいということがある。また、一度製品化してしまうと、バグがあってもアップデートする手段がないので、ソフトウエアの信頼性がもっとも重要であり、そのため、枯れた技術を使うという選択を選びがちである。
 しかし、そうした特殊事情を除いても、あまりにも保守的すぎるという印象がある。組み込み製品の中で、ソフトウエア開発費がハードウエア開発費より1桁大きいとか、開発納期はソフトウエアによって決まる、という状況にある製品も多いだろう。それなのに、この開発費や開発期間の短縮を、開発管理の向上だけで乗り切るというのは無理がある。新しい技術の導入を考えないといけない。
 たとえば、オブジェクト指向で設計する、ということは、完全に枯れた技術だ。でも、私の周囲にいる組み込みソフトウエア技術者は、実践しない。実際にやってみて使えない技術だと言うのではなく、最初から取り組まないのである。これは、新しい技術を勉強するのが嫌なのだとしか思えない。こんなことでは、組み込みソフトウエアは日本がまだ優位だという状況は、いつまでも続かないのではないか、と懸念している。

2012年5月25日 (金)

中国の「お買い得」な労働力の終わり:深層中国より

 深層中国というWebの記事を愛読している。いつ読んでも、へ~と思うような記事ばかりである。その第40回の「中国の異常な時代の終わり~アップルが異様に儲かった理由を考える」という記事は特に面白かった。中国の改革開放後30年間は、中国の労働力が極めてお買い得だった異様な時代であり、その時代に中国で物作りをしてきた企業が儲かったのは、当たり前だという話である。
 中国よりも、もっと労働力が安い国はある。でも、中学の進学率が90%を超え、15歳以上の識字率が95%を超えるような国は、ないらしい。中国の労働力が単に安かったから中国の物作りが競争力を持ったのではなく、「お買い得」だったから競争力を持った、という指摘である。
 この状況は、文化大革命という暴挙がもたらした中国経済を回復させるために、労働力を安売りしたということで生じた一時的な現象で、徐々に適正価格へ近づいているという。
 つまり、お買い得から普通の値段になっているのである。中国の労働力が高くなったからといって、他の国へ行っても、安かろう悪かろうである可能性も高い。特にアップルの製品のように、質の高い労働量力が必要なものは、そうである、だから、いくら労働力が高くなっても、アップルは外へ逃げられず、必然的にアップルが異様に儲かる状況もなくなるだろう、という予測である。
 労働力のコストを、質も含めて、こんなに明確に説明した記事は初めてである。

2012年5月24日 (木)

OSS時代の到来:日経コンピュータ4/26号

 日経コンピュータ4/26号の特集記事の題名は「主役交代」である。OSSと商用ソフトの立場が逆転し、今やOSSが主役だという記事である。日経Linuxの記事かと思うような題名だ。
 マイクロソフトまでがOSSに積極的になっている、というのがイントロである。有名なLinuxを敵視したハロウィン文書から14年、今やマイクロソフトはOSSを積極的に推進するまでになってしまった。これこそ主役交代だ、といいたいのだろう。確かに、Hadoopのような技術までがOSSで登場するようになると、もはや、商用ソフトが技術的に優位ではなくなった。
 技術は優れています、信頼性が高いです、サポートが手厚いです、というのが、商用ソフトの売りのはずだ。ところが、今や、1社でしかやっていない技術は、むしろ技術のトレンドに追従できなくなる可能性がある。OSSの方が主役だ、というのは、あながち言い過ぎではないだろう。
 ただ1点、やはりサポートは不安である。現場に常駐するSEを派遣してくれないと、運用を自社ではできない会社だって大いに違いない。OSSを主役にするには、使う側の体制なども重要な課題だろう。私の会社だって、IT部門は、社員は技術的なことは何も知らない。常駐のSEが全てユーザーサポートをしている。これでは、OSSは使えないだろうなあ、と思う。

2012年5月23日 (水)

開発の現場から:小規模プロジェクトはリーダーのできで決まる-リーダーシップのないリーダーの害

 前回は、守備範囲の狭いリーダーがプロジェクトの害になるという話を書いた。
 もう一つの害は、人を動かせるだけのリーダーシップのないリーダーである。仕事は人がするのである。なのに体制表に名前を書けば、あとはその人間が自律的に仕事をしてくれると思っている似非リーダーがいる。人が勝手に仕事をしてくれれば、これほど簡単なことはない。
 リーダーシップがない人間の典型は、会議が下手だと言うことである。結論をはっきり言わない。指示もしない。いつも打ち合わせをして、情報を交換して、終わりである。その後に何もない。そのくせ、自分では何もできないので、何かあれば会議をする。会議は好きなのだが、会議下手なリーダーというのは、最低の存在である。自分の時間だけでなく、人の時間も盗んでいる。私は、その似非リーダーの主催する会議には出ないことにしている。出たところで、単なる時間つぶしでしかないからだ。その時間、思いっきり居眠りができるので、睡眠不足の解消にはなるかもしれない。

2012年5月22日 (火)

開発の現場から:小規模プロジェクトはリーダーのできで決まる-守備範囲の狭いリーダーの害

 小規模プロジェクトは、リーダーのできで決まるということを本当に実感している。今、仕事をしている関連プロジェクトのリーダーが最低だからだ。
 あるプロジェクト(Aプロジェクトということにしよう)は、複数の技術を組み合わせてソリューションを提供するプロジェクトである。その技術は、既にあるものではなく、並行開発する必要がある。そのため、Aプロジェクトとは別に、複数の技術開発プロジェクトが走っている。この技術開発プロジェクトを、T1プロジェクト、T2プロジェクト、T3プロジェクトとしよう。私は、このT1プロジェクトのリーダーである。そして、最低のリーダーがAプロジェクトのリーダーをしている。
 実は、このAプロジェクト以外にもソリューション提供のプロジェクトが走っていて、Bプロジェクト、Cプロジェクトとある。私の担当のT1プロジェクトは、Aプロジェクトだけではなく、Bプロジェクトへも、Cプロジェクトへも技術を提供しなければいけない立場にあって、開発スケジュールの調整などが大変である。ただ、Bプロジェクト、Cプロジェクトのリーダーはそれなりに能力もあり、細かい衝突はあるが、まあ成果に向けて仕事を推進できている。
 ところが、である。Aプロジェクトのリーダーは、本当に能力がない。まず最低なのは、守備範囲が狭いのである。自分の興味のあるところは、レビューなども、そんなに時間をかけてペイするのかと思うほどやっている。でも、私のT1プロジェクトの技術には興味がないか能力がないので、丸投げなのである。
 しかし、ソリューション開発は、顧客の要望を技術に変換する部分がキモである。そこを丸投げするというのは、仕事をやらないのと同じである。プロジェクトリーダーとしても、間違っている。プロジェクトリーダーは全体を眺めるのが仕事である。自分の興味のあるところ(または、彼の低い能力でも理解できるところ)をやるだけでは、何も仕事をしていないのと同じだ。そのくせ、プレゼンだけはうまい。困ったものだ。

2012年5月21日 (月)

本当は都内で見る予定だった金環日食は大阪で見ることに

 にわか天文ファンということで、金環日食を楽しみにしていた。都内は、本当に絶好のポジションということだったのだが、残念ながら仕事の関係でその時間は大阪になってしまった。大阪と東京の部署を兼務していて、単身赴任の関係で、休日をはさんでいつもの月曜日は都内の事務所で仕事をするはずだったのに、どうしても抜けられない会議が大阪であったのだ。
 都内は、かなりきれいに見えたようだが、大阪でもまあまあだった。でも、ちょうど曇っていて、その曇りで減光されて見えたのである。せっかく買った日食グラスは活躍しなかった。曇りでも日食グラスを使おうという話もあったが、実際には暗いと日食グラスを通すと何も見えない。
 でも、次は、6月6日の金星の太陽面通過がある。これは日食グラスがないと見えないだろうから、次こそ活躍を期待したい。

2012年5月20日 (日)

契丹展大阪会場へ行ってきました:中国が偉大すぎて周辺国のことは何も知らない-会場もすいていた

 契丹展というのをやっている。福岡会場、静岡会場を終えて、今、大阪会場ということで大阪市立美術館で開催されているので行ってきた。契丹というのは、なじみのないところであるが、今の内蒙古自治区に広がる草原の民族だったらしく、地図で見ると本当に大きな国である。独自の文字を持った高い文化を有する国だったらしい。
 開場の大阪市立美術館は、以前歌川国芳展が開催さえていたときにも行ったのだが、歌川国芳展の時は大混雑だったが,今回は本当にすいていた。たぶん、契丹というのは、展示会としては地味な題材なのであろう。そもそも、本とかで読んだこともない。NHKとかの特集でも見た記憶もない。なんとなく、聞いたことはあるが、いつどこの国だったのかとかも知らないのが普通だろう。
 でも、行ってみてよかった。かなり高度な美術品とか工芸品があるのである。中国文化に影響を受けながら、独自の文化を持つ国というのが興味深い。たとえば、装飾品に琥珀を好む、というのがある。王女や貴族の墳墓の埋葬品として出てくる装飾品に琥珀というのは、めずらしいのではないか。玉とか金とかでなく、琥珀の装飾を見ることができただけでも、行った価値はあった。

2012年5月19日 (土)

陽明文庫名宝展へ行ってきました:文字ばかりで少し退屈

 京都国立博物館は、特別展を開催しているときは、週末は20:00迄開館しているので、仕事が終わってから行くことが出来る。陽明文庫名宝展というのをやっていて、定時に仕事を終えることができたので、行ってみた。
 陽明文庫というのは、近衞文麿(1891~1945)によって設立され、近衞家に伝えられている古記録・古典籍・古文書や美術品などを保存管理していることろで、通常は公開されていないらしい。
 今回の目玉は、なんと言っても、「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」で有名な藤原道長の自筆の日記、国宝「御堂関白記」自筆本十四巻すべてを展示していることである。
 と言っても、実際に見ていると、結局は文字だけで、私のような何の知識もないものが見ても、そもそも字を読めないので、展示の解説を見るしかなく、結構退屈してくる。ちゃんと見ながらメモを取っている人を見ると、ああいう人には垂涎の展示なのだろうなあ、と思いながら、1時間程度で全部見終えることが出来た。
 退屈だから行かなければよかったとは思わない。道長ってこんな字を書いたんだ、とか、解説を読む中でも知ったこともあるし、そもそも陽明文庫なるものの成り立ちとかも知ることができたので、行った価値はあった。私のような程度の低い人間には、仕事の帰りに少し立ち寄るのにちょうど良い展示会だった。

2012年5月18日 (金)

今年は関西は計画停電になるんだろうか?-東電での経験から準備しておかないと

 最近、暖かいを通り越して暑い日も多い。もし猛暑だと、関西電力管内も計画停電を実施しないといけないかも、という話も聞こえてくる。自宅は千葉なので、昨年、計画停電にひっかかってしまった。その時の経験では、灯りがないと何もできない、ということになる。このあたりのことは、以前書いた
 まあ、夏は明るいので、早いめに帰れば通勤途中で暗くて困ることはないだろう(交通機関は止まらないという前提だが)。でも、家に帰ってから暗いのは困る。
 自宅は対策をしたものの、単身アパートは放置状態だった。でも単身アパートは大阪にあるので、関電の計画停電はひっかかるかもしれない。本格的に夏になる前に、対策をしておくことにした。
 ついでに、少しだけ防災グッズを揃えることにした。まず、電池式ランタンは計画停電でも必須である。あと、電池で充電できる携帯電話充電器も、離れた自宅との連絡用にいるだろう。あとは、何を揃えるか、であるが、もう少し考えてから注文するとしよう。

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