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2011年1月17日 (月)

情報工学は実務の役に立つのか

 理系離れが言われて久しい。その人気のない理系の中でも情報系の人気の凋落はびっくりする。私が情報工学科へ入学したのは今から33年前だが、そのころは電子工学科と1.2を争う人気学科であった。
 当時は、ミニコンピュータ全盛時代で、UNIXがひろがりはじめたころだった。あのころは、コンピュータのCPUの開発も日本企業がけんめいにやっていたころだったので情報工学科できっちりとコンピュータアーキテクチャを教えていた。論理回路で実際に1命令コンピュータを作って動かすという実習もあった。
 しかし時代は変わり、今や情報工学科というのはソフトウェアを教える学科になってしまっているようだ。去年、情報工学科から2人新人が入ったが、JAVAのソフトは書けても、デバイスドライバを書くということがどういうことかというイメージもわかないようである。
 メーカーにおいて、モノと密着したソフトは今後も必要である。Androidのように、プラットフォームを提供してアプリケーションはサードベンダに開発してもらったとしても、そもそものぴプラットフォームを開発する力量が必要で、そのためには、情報工学の基礎をきっちりと理解した技術者が必要になるはずである。
 アルゴリズムの授業で使った言語はPascalだった。今やPascalなんて使っている人はほとんどいないが、その時の授業は今でも実務の役に立っている。言語の応用だけでなく、基本を学べたからであろう。情報工学は実務の役に立つと信じているし、大学も基礎をきっちり叩き込んでほしい。
 こんな教育をしても論文になりそうもないところが、大学としては難しいところなのだろう。

 

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