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2011年1月20日 (木)

情報工学:実物経験と設計

 情報処理学会の学会誌の「情報系学長、おおいに語る」という座談会記事に関する話を続ける。

基礎としての数学も大事だけれど、機械でプログラムを動かせるところがやっぱりエキサイティングなところだから、子供のころから工作感覚で体験できる機会を増やすことが重要ですね。
 
第1世代はアマチュア無線とかラジオとかが趣味で、そのあとでコンピュータを知った人たちが多い。そういう人たちはまずものとしてのコンピュータに興味を持った。しかし、インターネット世代では、これは難しい。
3年生にCPUの設計をさせて、クロスコンパイラを作らせて、実際に自分が設計したボードの上で動かすという抗議があるんですが、アンケートを取るとこの講義がいちばん評判が高いです。いちばん人的コストがかかっていますけどね。

 人的コストをかけて、ものの見える教育をする必要があるということだろう。
「抽象する」というのは、情報処理においてとても大事な過程です。抽象化とは、要するにデザインであると、私はいろいろなところで言っています。

 一見、先ほどの発言と矛盾するようだが、機械で動くものをその粒度では設計はできない。抽象化し全体アーキテクチャを設計し、詳細設計し、実際の世界で動くコードを作ることが技術者の仕事である。なんと幅が広い仕事であろうか。3Kとか言われて人気のない職種になってしまっているが、本当はやりがいのある仕事である。このことをもっとアピールする必要がある。

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