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2011年2月21日 (月)

30年前イーサネットは15システムしか動いていなかった:技術が広がるためには

 日経ITproのサイトに記者の眼という記事があって、そこに谷島宣之氏の記事がよく掲載される。私は、この谷島氏の記事のファンで、氏の記事が掲載されていたら必ず読む。その中で、おもしろいことが書かれていた。引用する。

(米国で動いているイーサネットのシステム数は)現在15だ。しかし急激に需要が伸びており、今年中にはおそらく100システムが稼働することになるだろう。(デビッド・E・ラデール氏、米ゼロックス副社長、日経コンピュータ1981年10月5日号)

 これはびっくりである。1981年と言えば、わずか30年前である。その時点でイーサーネットが15システムしか動いていなかったとは。
 私が仕事でイーサーネットにかかわったのは、20数年前である。その時点では、さすがに15システムということはなく、大学や企業の研究部門では導入されていた。しかし、伝送媒体が同軸ケーブル(黄色いケーブルだったのでイエローケーブルと呼んでいた)で、とてもじゃないが、普通の家に設置できるようなものではなかった。
 普及のためのブレークスルーは、今では当たり前になったツイストペア線を使えるようになったからであろう。しかし、おそらくはこれだけでは、今のように爆発的な普及には至らなかったのではないか。
 もう一つのポイントは、UNIXだったと思う。ちょうどこの頃、OSとしてのUNIXもまた普及しようとしていた。ここで開発されたTCP/IPがイーサーネット普及のもう一つの鍵になったと思う。
 どんな優れた技術でも、その技術単独で何か世の中の役に立つのは難しい。いろんな技術と結合することで、世の中を変えるだけの技術に成長するという一つの証拠かもしれない。

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