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2011年2月 6日 (日)

ソフトウエアジャパン2011の講演からの感想

 ソフトウエアジャパンの講演を聞いての話を続ける。物理世界との接点という意味で組み込み技術者がいつも直面している話でありながら、組み込み技術者にとっての起点が物理的な製品であるのに対し、この講演での起点がITシステムからということで、起点が違うとモノの見え方も違うということが興味深かった。本当は、午後のパネルディスカッションを聞きたかったのだが業務の都合で午前中しか会場にいられなかったので、聞くことができず残念である。議論の概要だけでもどこかへ掲載してほしいものだ。
 いろいろ刺激を受けたが、当然、個人的な考えとは合わないものもある。「大量センサデータから、社会の問題を解決するサイエンスが生まれる」という講演でビジネス顕微鏡という製品を紹介していた。人にセンサをつけその行動を50ms周期で集めることによって人間の行動を科学的に分析するというアイデアである。
 講演者は今まで人間科学は定量化されていなかった、と言っていた。定量化が科学の基本であることは確かだ。文系の社会科学では、そういうアプローチができていないのも確かだ。
 センサによって、コミュニケーションの実態がわかるといっている。コミュニケーションが人間行動の基本であることも確かだ。でも、センサなんかでわかるのは表層的な関係じゃないの、と思ってしまう。
 講演者の言っていることは、その通りかもしれない。しかし、人間行動を科学的に分析する必要があるのか、という疑問が残る。研究としてはどんどんやってもらう必要があるが、これを実社会に応用するのには抵抗感がある。定量化というのはうまく使わないと、特異点の効用を見逃す可能性がある。
 実社会での応用は、コミュニケーションの頻度に応じて、机の配置を見直す、とかの話で十分だと思う。科学的マネジメントと言ってたが、そんなにもうんざりだ。マネジメントを狭くとらえすぎているのではないか。
 田坂広志氏の著書なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか 人間の出会いが生み出す「最高のアート」を読んで、マネジメントの奥深さを知ってから発言してもらいたいものだ。

 

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