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2011年2月 5日 (土)

用途開発の重要性:サランラップはもともとは軍事用途だった

 自宅のトイレに、トイレカレンダーを吊り下げている。1週間に1枚で、曜日だけでなく、いろんな雑学情報が記載されている。
 それで知ったのだが、サランラップはもともと戦時中に弾薬の湿気防止として発明された。しかし、戦争が終わると需要が減ったので、開発者はほかの用途がないかをさがしていた。ある日、奥さんとピクニックへ行ったときに奥さんがそのラップで野菜を包んでいた。その野菜が新鮮さを保っていたのを見て、食材の保存用途へ応用することを思いついた。サランラップの名前は、そのアイデアを提供してくれた開発者の奥さんの、サランさん、アンナさんからつけた名前であある、ということだ。
 企業の技術者にとって重要なのは、用途開発であるということを唐津一氏は主張していた。私もこの主張には大賛成である。サランラップは、用途開発の成功例であろう。
 このエピソードから思ったことが2つある。
 1つめは、このアイデアの源は技術者ではない、ということだ。人間というのはなかなか自分の中にある常識を打ち破るのは難しい。壁を破るには、人とかかわる必要がある。
 2つめは、公私混同の重要性である。奥さんがラップを使えたということは、会社で開発したラップを家に持って帰り、奥さんにも使えるようになっていたということだ。これは、厳密に言えば企業秘密の漏えいだし、会社の物資の私的流用だ。でも、新しいブレークスルーは、会社だけでできるものではない。会社の金を着服するというのは論外だが、ある程度の公私混同がないと新しいものができないのではないだろうか。

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