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2011年4月19日 (火)

秋月の電子キットへの愛着が伝わる本:秋月電子のキットで実用電子工作

 秋葉原に秋月電子通商という電子部品店がある。電子工作ファンなら知らない人はいないであろう秋葉原の老舗である。電子部品の品揃えだけでいえば、すぐ近くにある千石電商の方が上である。でもなぜか秋月通商の方が活気がある。
 秋月通商の魅力を3つあげてみる。まず、秋葉原の中でもダントツに安い部品があること。2つめに、よそでは見かけないような変わった部品があること、3つめがユニークなオリジナル電子キットを出していること、である。
 この魅力の3つめである秋月電子の電子キットを対象とした本は今までにもいくつか出版されている。たとえば、秋月電子のキットを作る〈2009〉―完成までのノウハウと応用例を満載という本がある。こうした本が出る理由は、まず、キットそのものの数が多く、何が定番かがわからないのでガイドが必要であることだ。そして、もう一つの理由は、秋月の電子キットの説明書がわかりにくいことだ。秋月の電子キットは、キットというより、設計図とそれを作るための電子部品を集めて袋につめたもの、と言ってもいいくらいだ・・・少し言い過ぎだが。そこで、定番のキットの作り方を紹介するという本が登場することになる。
 今回新刊になった秋月電子のキットで実用電子工作―拡声器・ドアチャイム工作からPIC/AVRのプログラム書き込みまでは、少し趣が異なる。扱うキットの種類をぐっと減らして、記事の中身を充実させてある。
 全部で4章ある。第1章は、秋月のキットをそのまま作成してそのままの形で使うというパターンである。作り方がわかりにくいので工作の途中の写真をふんだんに使ってわかりやすく説明している。第2章は、キットを何かに組み込んで使うというパターンで、12曲オルゴール・キットとリード・スイッチで自動ドア・チャイムを作る、など3種類の工作を紹介している。第3章は、秋月電子と言えばAKI-PICプログラマというくらい有名なPICマイコン関連、第4章は、ATMEL AVR関係で、開発環境のインストールなども画面を紹介している。
 初心者にはとっつきにくい電子キットだが、この本があれば、初心者でも作ることが出来ると思う。それぞれのキットの解説は丁寧で、愛着すら感じさせる内容になっている。秋月ファンにもおすすめである。
 

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