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2011年4月16日 (土)

福岡市のスマートハウス:日経エレクトロニクス4/4号の記事より

 日経エレクトロニクス4/4号のIPv4アドレス枯渇に関する記事については前に書いた。今回は同号で面白かったもう一つの記事を紹介する。「自律的に電力の融通が可能 福岡市がスマートハウスを公開 放送波を用いたHEMSや気象データとの連動も」という記事である。
 エネルギー関係の技術はいろんなところで研究開発されており、激戦区である。大きい話としては、以前も書いた環境都市マスダールという壮大な取り組みがある。一方、この福岡市の取り組みは、家単位である。家でできる限りのことをやってみました、というところだろうか。
 太陽電池、風力発電、蓄電池、電気自動車という組み合わせを実際の家に設置して実験するという試みである。ラックにびっしりと設置された機器を見ると本当に環境に優しいのか疑問に思ってしまうくらいである。太陽電池というのは、作るときの環境負荷まで考えると、トータルとしてみたとき本当に環境に優しいのか、という議論は昔からあって、発電効率を上げることでこうした課題をクリアしてきた。
 今後のエネルギー問題は、環境に優しいだけでなく、安心・安全面も重要になってくるだろう。太陽電池は現実には売電による経済性で売れてきたわけで、コストという部分はどうしてもはずせない部分である。
 この実験のように、何でもぶちこんでみるという初期の段階から製品として世の中の役に立つものに仕上げていくには、開発の目標の方向性が必要である。全体最適か、個別最適か、も大きな課題だろう。スマートシティは町単位での最適化を目指しているのだろうが、すぐに実用化になるとはとうてい思えない。まずは、家の単位でいかに安く提供できるかが当面の課題のように思う。そういう意味では、大きくぶちあげたプロジェクトよりも、福岡市のようなコンパクトな取り組みの方が面白いと思った。

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