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2011年4月14日 (木)

v4アドレスの枯渇とv6:日経エレクトロニクス4/4号より

 IPv4アドレスの枯渇についてはネットワーク接続機器を開発している技術者にとって大きな関心事である。この話題については、以前も書いた
 日経エレクトロニクス4/4号の記事「ついに枯渇のIPv4アドレスIPv6で新事業が開花へ」という記事は、日経エレクトロニクスらしい切り口で面白い。記事の内容が、ネットワーク視点ではなく、機器視点なのだ。少し引用する。

家電製品やセンサ端末などのメーカーにとっては、IPv6への転換は製品やシステムの設計、サービスの自由度が高まる大きなチャンスといえる。

 開発者の本音としては、本当にここまで言っていいのかは少し疑問だ。IPv6への転換はやはりいろんなハードルが大きいからだ。しかし、v4のまま工夫して逃げ切ろうという弥縫策は問題が多すぎる。v6へスムーズに移行して欲しい。問題の1つが通信セッションの問題である。P.82にGoogleMapsで地図の画面がモザイク状に乱れたりする、という例が書かれている。ここは、文章だけではわかりにくい。これに関しては、IPv4枯渇への対策とIPv6導入に向けた取り組みについてという詳しい文書がある。このP.12~19を見れば一目瞭然である。この文書はわかりやすく説明されているので、参考になると思う。
 さて、日経エレクトロニクスの記事に戻るが、ひかりTVがIPv6ネットワークで配信されているので、既に100万世帯以上がv6を使っているというのは、初めて知った。意外に普及しているのだ。この記事にもあるように、機器側の対応はかなりできているメーカーもあるが、ISP側のv6対応がミッシングリンクになっている。機器メーカーがいくらがんばってもv6サービスが始まらないと何もできない。ISP側がv4延命という弥縫策を続けるということなく、将来を見据えて、日本がいち早くv6へ移行し、IT基盤を確立することを期待している。

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