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2011年5月27日 (金)

Interface7月号はアセンブラとCPUアーキテクチャの特集

 Interface 2011年 07月号の特集記事はCPUアーキテクチャとアセンブラである。
 以前日経ソフトウエア 2011年 06月号の特別付録「基礎をしっかり!プログラムが動く仕組み」に関することでも書いたことがあるが、CPUを本当に理解するためにはアセンブラは必須と思っている。今回のInterfece誌はこれを正面から取り上げた最近では珍しい特集だ。ただ、アセンブラを特集の1つにするには本当に難しいと思う。CPUの種類が異なれば言語としてのアセンブラ(本当は言語としてはアセンブリ言語というのが正しい。アセンブラはアセンブリ言語を機械語に変換する処理系のことである。)は異なる。なので、CPU特集の中でそのCPUのアセンブラを扱う方が自然である。
 本誌では、そこを、CPUアーキテクチャとからめて特集記事にするといううまい方法を考えた。ただ、それがうまく言っているかというと難しいところである。アセンブラそのものは、情報処理技術者試験で使われている仮想的なコンピュータCOMETのアセンブラであったり、GCCを使ってx86へコンパイルした結果のアセンブラコードであったりで、読者にとってどこまで興味が持てるかが疑問である。
 私自身は、RXマイコン内蔵周辺回路のためのPeripheral Driver Generatorに関する記事の方が面白かった。内蔵回路のソフトというのは、動かす前のレジスタの初期設定のためのたった数10行のソフトを書くために、いやになるほどCPUのデータシートをじっくり読まなければならない。それが、ちょっとしたGUIを使って簡単に自動生成してくれるという。こうなってくると、私のようなハード寄りの組み込み技術者はセットメーカーには不要な時代になってしまったのかもしれない、と少し寂しい気がした記事であった。

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