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2011年7月12日 (火)

データが宝の山になったときにメーカーはどうなるんだろう:日経エレクトロニクス6/27号「新生のカギは巨大データ群の活用」

 日経エレクトロニクス6/27号の「ネット接続が前提の時代到来」という記事について前回は少し否定的なコメントを書いた。同じ記事の続きは、「新生のカギは巨大データ群の活用」である。ユーザーの好みに合わせたリコメンド機能などは既にAmazonなんかでも実現されているし、この手のデータ活用をネット接続機器でも応用しようという話である。
 考えかたそのものは別に新しいものではない。POSの活用などはコンビニでも従来からやっていて、いろんな成果を出している。しかし、こうしたシステム構築は従来は非常に高価なものになっていた。ところが、今や機器がネットにつながれば、あまり大した仕掛けをせずに、自然にデータを集めることができる。プライバシー情報として、きっちりと管理してもらわないと、個人情報が漏れるのが心配になるくらいである。
 電子書籍とか、音楽プレイヤは、ネットでコンテンツを買うのが基本だから自動的にユーザーの好みの情報は集まる。通信機能付きカーナビなら、ユーザーの行動情報が集まる。こうしたデータをどう利用するかが今後のビジネスのカギだというのだ。
 さて、これが正しいとするとメーカーはこのバリューチェーンのどこに入れば良いのだろうか。電子書籍でも、どんなリーダーを作るかというメーカーの問題ではなく、版権こそがビジネスのカギになっているということを以前書いた
 どんどんメーカーとしてのポジショニングが難しくなっているように思う。ビジネスモデルを考えながら技術開発しなければいけない時代というのは、技術者にとってのキャリアパスを考えるときにも難しい時代がやってきているということなのだろう。

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