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2011年10月 8日 (土)

CEATECに日産が出展していてびっくり:EVの電池利用を本格的に進め家電の領域へ進出するのだろうか?

 CEATECは、毎年できる限り行くようにしている。昔エレクトロニクスショーと言っていて、家電と電子部品との展示会としては日本で最大の展示会だからだ。展示会の規模は、昔の勢いがなくなってきて、だんだんと縮小されている。これは、どの展示会でも同じ傾向で、ネットの普及で展示会そのものが持つ情報発信の価値が少しずつ薄れているのであろう。
 とはいえ、いろんなメーカーの新製品の現物を一気に見れるという意味では、展示会にまさるものはなく、行く価値はある。いつもは、13:00くらいに会場に着くのだが、今回は少し遅れて15:00くらいになってしまった。海浜幕張駅を出るところから大混雑で、会場まで長蛇の列になってしまった。13:00くらいに着くときにはそんな経験はしたことがない。混むときはこんなに混むんだとびっくりした。
 会場内は、普通の人出であった。一通り回って、一番おどろいたのは、日産が出展していたことだ。毎年ラスベガスで開催される家電関係の展示会CESでも、EV関係でフォードなどの自動車メーカーが出展していたらしいので、別にとりたててびっくりするほどのことではないのかもしれないが、やはりびっくりした。
 そもそも会場の作りが、家電メーカーと違って、少しおしゃれな感じである。中身は、基本はEVに入っている蓄電池の多目的利用である。いわゆるV2H(Vehicle to Home)とかのコンセプトで、EVの蓄電池を家で使おうというアイデアである。震災以降、非常用の蓄電池がかなり注目を浴びているが、新たに家に蓄電池を入れるというのは、カネもかかるしスペースも必要だ。それなら、EVの蓄電池を使ってみませんか、というのが基本的発想だ。
 これは、悪くないアイデアのように思う。でも、本当に実現するにはいろんな技術的問題があるのだろうと思うが、それをすっとばして、こんなことができます、というコンセプトを発信していた。家の中身にまで踏み込んでいる。EVはガソリン自動車と違って構造が簡単なので、今まで日本の自動車メーカーが得意としていた生産技術がそれほどアドバンテージにならなくなる、と言われている。自動車メーカーも生き残るためには、EVという自分たちの領域の発展系だけでなく、家電メーカーやハウスメーカーの領域にまで手を広げようとしているのであろう。
 電子系メーカーの組み込み技術者の私には、今回の日産の出展は、電子関係産業への自動車産業からのなぐりこみに見えた。

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