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2011年10月27日 (木)

自分の専門分野の周辺の技術情報の入手経路と蓄積:ズームアップマイクという技術があるとは日経ビジネスを読むまで知らなかった

 常日頃、技術情報には興味を持っている。とはいえ、基本的には自分の専門分野に近いところに限られる。たとえば、化学系の知識は全くないので、よくわからない。私の息子も娘もなぜか大学では化学工学系で、2人でよく分からない会話をしていたりする。ノーベル賞を受賞した鈴木カップリングだって、私にはさっぱりわからなかったが、子供達にとっては有名な技術のようだ。
 基本的には、私の場合、情報工学・電子工学が、自分にとって中心とする技術情報になる。ところが、この中心の周辺の情報が意外に入手できない。たとえば、狙った人の声だけ鮮明に聞こえるズームアップマイクという技術だ。30m先で会話している3人の人間のそれぞれの声を別々に抽出できるというびっくりするような技術だ。
 基本は音声処理・信号処理の技術で、広い意味での情報工学・電子工学の範疇の技術だが、こんな技術があるとは一切知らなかった。しかも、この技術を知ったのが日経ビジネス10/24号だというのも面白い。技術誌ではなく、ビジネス誌が情報源になるのである。
 私からみた化学工学のように、自分の専門から遠い技術も少しは知っておいた方が良い。これには、以前も紹介したが、サイエンスZEROというTV番組がいい。雑誌だとNEWTONだろう。できる限り毎月読むようにしている。
 問題は周辺技術だ。遠い技術ならなんとなくでいいが、周辺技術は実務の役に立つ可能性もある。昔の技術も周辺技術の一つだ。たとえば、これも前に紹介したが、とっくに消えたと思ったアナログモデムの技術を昔とは違う用途で応用したりする。こうした周辺技術の応用には、少しだけ深い理解が必要になる。
 周辺技術の情報は意外に得るのは難しい。専門雑誌を読むほどの時間はかけられない。検索で見つかるものではない。しかも、何か必要になったときに探せるものでもない。自分の頭の中の引き出しに蓄積しておいて、何か必要になってきたときに、その引き出しから引き出せるか、という話になる。さすがの検索技術でも、この領域に近づくのは無理で、当面は人間の技術者でしかできない芸当ということに違いない。本を読んだり、TVを見たり、展示会へ行ったりしたときに、おや?と思う好奇心と、少しだけ調べてみる積極性と、頭の引き出しへ蓄積できる記憶力の勝負になるんだろう。

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