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2011年10月21日 (金)

ソフトウエアパターンの考え方の基本は建築学から来てたんだ:情報処理9月号より

 私は組み込み技術者なので、本格的なオブジェクト指向設計の実務経験はない。ソフトウエアパターンも実際の業務で使ったことはない。歴史についてもあまり知識はなかった。
 情報処理9月号の小特集はソフトウエアパターンである。一般紙と異なりさすがに学会誌だけあって、ソフトウエアパターンの解説や、その効果だけでなく、歴史的背景も解説されている。この記事が意外に面白い。
 そもそもソフトウエアパターンの歴史をたどると、建築家Chiristopher Alexanderによる建築設計手法にさかのぼるという。ソフトウエアアーキテクチャというのもたぶん建築学由来だろうから、ソフトウエアは建築設計にかなり影響を受けているのだろうか。
  Alexanderは、都市や建築において繰り返し現れる形態をパターンという形式でまとめるというアイデアを着想する。なんと8年以上の歳月をかけ、建築において繰り返し現れる形態を253個のパターンとして収集し、パタン・ランゲージ―環境設計の手引という本にまとめた。
 この考えをソフトウエアの世界に展開した研究者がいて、オブジェクト指向設計にパターンランゲージの考え方を取り入れたというのが、歴史のようだ。今や、そこから発展したソフトウエアパターンは実務的にも用いられている。新しい発想というのは、その分野だけでなく、異なる分野のことを知ることでも得られるという話の典型みたいな話だ。

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