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2011年10月22日 (土)

デニス・リッチーが死去:UNIXとC言語:ミニコンピュータ文化は今でも続いているのか

 デニス・リッチーが10/12に死去したという。リッチーといえば、プログラミング言語Cの共著者として有名な、UNIXとC言語の開発者である。本書の共著者のカーニハンがプログラミング作法を始めとするいろんな著書を残しているのに比べ、リッチーの方はあまり我々一般の技術者からは見える存在ではなかった。
 しかし、その業績がUNIXとC言語ということになると、今のコンピュータ技術の基礎である。実務レベルでこれだけ業界へ大きな影響を残した人はいないであろう。
 C言語は、今でも使われているが、あまり美しい言語ではない。高級マクロアセンブラと言われたものである。UNIXを開発するときに使われた言語なので、OSのドライバを書ける必要があり、アセンブラ的な処理ができるようにしたのだろう。変数をインクリメントする++という演算子なんかは、UNIXの初期の開発マシンであるDEC社のミニコンピュータのアセンブラのインデックス修飾で、実行後インデックスをインクリメントする命令語の表記である(R)++を思いうかべるくらい、アセンブラのにおいを残すものだった。
 UNIXにしたってそうだ。それまでの大型コンピュータのJCL言語によるコマンド体系よりも大きく進歩したとはいえ、キャラクタベースのシェルコマンドは、キャラクタターミナルをコンピュータにシリアルで接続していた頃の名残である。
 そういう意味で、私の目からは、UNIXとC言語は、ミニコンピュータ時代の文化の継承のように思える。それをマイクロコンピュータ時代の文化に大きく進歩させたのがスティーブ・ジョブズということになるのではないか。
 いずれにせよ、素晴らしい業績であることは間違いない。UNIXとC言語は今でも開発者にとって必須の技術なのだから。

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