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2011年12月29日 (木)

会社での年末の大掃除をしなくなって久しい:合理化が合理化してしまうもの

 いつの頃からだろうか、会社で年末の大掃除をしなくなった。私の会社はメーカーなので、いろんな仕組みが工場の仕組みを元に作られている。その関係からだろうか、年末には昼からは全員で大掃除をしていた。工場のげんばでがは、今でも大掃除をしているのだろうと思う。5Sとかの合い言葉も、今でも現役だろう。
 工場の場合は、生産設備の維持メンテを考えると定期的な掃除は必須である。そもそも、生産現場でごみがあると、それがそのまま製品品質へ影響するので、掃除は仕事である。年末どころか、毎日掃除をしている生産現場が大半だろう。
 一方、研究開発部門では、大掃除をしなくなった。どうも話を聞いていると、他の会社でもそうらしい。掃除は専門業者に任せてしまって、自分たちで掃除するという習慣がなくなっているのである。まあ、生産現場とは異なり、掃除しないことが設計品質へ直接の影響を及ぼすこともない。そもそも、研究開発という時間単価の高い労働者に掃除などさせるより、アウトソーシングした方が結果的に合理化できると考えたのだと思う。
 その結果、年末だというのに、だらだらと仕事をするような羽目になっている。私は古い人間なので、年末は書類を整理したり、ファイルをバックアップしたりという整理をして、年末の区切りをつけることにしている。でも周りはそうなっていないので、区切りが付かないことがたくさん発生してしまう。これは、いいことなのかがわからない。
 合理化というのはなかなか難しいことである。ある種のことを合理化することで、それによって得られていたものを失ってしまう。ある種の農薬が、害虫を殺すのと同時に自然を破壊してしまうのに似ているのかもしれない。掃除をアウトソーシングするということで、社員は自分の仕事に専念できるようになったと同時に、区切りというリズムを失うのである。そして、区切りというリズムは、実は仕事にとって重要なものであったのかもしれない。年寄りのたわごとだろうけど。。。

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