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2011年12月13日 (火)

現場の現役であり続けるということ:宮本茂氏の「引退」報道より

 任天堂の宮本茂氏「引退」を語るという記事が掲載されていた。宮本氏は任天堂で『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』といった超ヒット作を手がけた人である。宮本氏「引退」発言を紹介したこの記事が公開されたあと、任天堂の株価は一時下落したほどである。
 別にゲームから手を引くのではなく、「自分が本当にやりたいことは、もう一度自分自身で、ゲーム開発の最前線に入りたいということです」と発言している。
 この発言を聞いて、私の大学時代の研究室の教授を思い出した。その教授は大学にずっと残っていたのではなく、企業にいて、管理職ではなく再び研究の現場に戻りたいので、大学に来たと言っていた。実は、その時の私には、その教授の言葉の意味はわかっていなかった。大学生には企業の管理職のイメージがない。だいたい、TVとかでも、サラリーマンは営業がほとんどで、企業の研究者が登場する番組なんかはない。ただ、なぜかその言葉だけは覚えている。自分が管理職になって、その教授の言葉はよくわかる。ただ、私には、大学の職につくほどの才能も実績もないので、その道は無理だが。
 宮本氏もそうなのだろう。任天堂で重役になっても、やはり現場の第一線に戻りたいのだ。
 一般に、管理職になり、重役になるのは、出世である。しかし、現場の空気を愛する人間にとって、その出世がいつまでも重要ではないのかもしれない。子供が小さい時は、経済的にも出世というのは重要なこである。出世を重ねる中で、そうした仕事の方が向いているということで現場から離れる人もいる。でも、そうではなく、ある程度の年齢になり、子供も独立したころ、自分の体力を考えると、現場の仕事ができる最後のチャンスだ、と思うのではなかろうか?私も30台のころは、徹夜しても平気だったが、50台の今では、少し夜が遅くなるだけで疲れる。今の私では、もう今さら現場復帰する体力は残っていないのではないかとも思う。

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