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2012年1月12日 (木)

ワンチップマイコンでのIP接続機器設計:組み込みLinuxとは異なる方向

 組み込みの世界でLinuxが使われるようになってから、かなりの年月が経つ。現役時代は、OSレスで、アセンブラでソフトを組んでいた人間から見ると隔世の感がある。
 一方で、いろんな機器がネットにつながるようになると、Linuxが必要とするリソースではコストがかかりすぎる、という機器だってある。万歩計とかをネットにつなぐのにやっぱりLinuxは使えないだろう。ワンチップマイコンでなんとかしたいというニーズは常に存在する。
 昔は、ワンチップマイコンと言えば8ビットがせいぜいだったが、ARMコアのおかげで16ビットCPUでEther-MACが搭載されていて、というようなワンチップマイコンが増えてきている。となると、このワンチップマイコン上でIPを動かしたいというニーズは必ず出てくる。でも、さすがにハードルは高い。OSはμITRONで決まりだろうが、その上で動かすIPスタックでそんなに小さいものがないからだ。
 ところが、最近、そうした用途に向けて、小さなIPスタックを作っている会社があるようで、Linuxとは全く異なる技術の方向性で、これも面白い。というか、私のような昔気質の技術者にとっては、こちらの動向の方が面白い。20年以上も前、組み込みでC言語などの高級言語はとんでもない、アセンブラが当たり前だ、と言っていた時代、組み込み用のCPU(さすがにワンチップマイコンではなかったが・・・)上で、オールアセンブラでIPスタックを書いていた会社があった。このソフトは思いっきり高速で、しかし保守性がむちゃくちゃ悪くて、担当者がいなくなったところのコードは誰も触れないという代物だった。それが進歩して、C言語、OSなどの上で動くようになり、ネットワーク接続機器はLinuxで、という方向は逆戻りしないかと思ったら、そうでもないということなのだろう。安いものを作るというニーズは、メーカーにとって永遠のニーズなのだろう。

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