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2012年1月25日 (水)

インドネシアで川というと茶色い川になる:有吉佐和子

 何度も書いているが、NHKラジオ第2が好きでよく聞いている。NHKラジオアーカイブスという番組で、作家の有吉佐和子が「文学と私」という番組で話をした録音を流していた。
 その中で、有吉氏が子供のころインドネシアにいたという話をしていた。インドネシアで川の絵を描くと、茶色に塗るのだそうだ。川は泥が流れているのである。有吉氏が日本へ帰国したときに川をみて、本当にきれいな水でびっくりしたという。もう一つの話が、四季の話である。日本人学校で四季というのは季節で春夏秋冬のことだ、と教えるのだが、インドネシアには四季がないので、そのままで覚えるしかないらしい。
 なるほど・・・。言葉というのは、実体験とひもづけられている。実体験のない言葉は暗記するしかない。そしてその単なる暗記は、すぐに忘れるのだろう。記憶でも、ものの名前が出てこないのはまずいが、人の名前を忘れるのは問題ないらしい。ものの名前は体験とひもづけられているので、これ忘れるというのは脳に何らかの問題がある。でも、人の名前は、その名前である必然性がなく、単なるラベルなので忘れやすいらしい。
 言葉というのは本当に不思議である。同じ言葉を使っていても、同じ事を意味しているのかはよくわからない。我々は、川といっても、水色を思い浮かべる人もいれば、茶色を思い浮かべる人もいるということを、心しなければならいのだろう。

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