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2012年1月 9日 (月)

開発の現場から:世代論は面白いけど-ガンダム世代とワンピース世代

 「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱という本から開発現場での世代論について書いた記事を読んだ。
 ガンダム世代の特徴は、「組織は理不尽と認識しつつも、そこに従属することをよしとする」「個人の感情は押し殺し、表面的に正しいことに従う」というタテ社会に住んでいることで、そこから理不尽なプロマネの指示をも受け入れて自分の仕事をやり遂げようとするガンダム世代について紹介する。その後で、次のように結ぶ。

 自分たちが経験したこのやり方を「ワンピース世代」に求めても、同じようには動いてくれない。彼らは「組織よりも自由と仲間を大事にする」「自分で正しいと思うことに従って判断する」からである。部下が動いてくれないことを「坊やだからさ…」と嘆いても何も始まらない。世代間のギャップを理解し、適切な指示を出さなくてはならない。

 私はガンダム世代よりも上の世代だ。あえて名付ければ、「巨人の星」世代ともいうべきか。最後は根性だと思っている世代である。そして、根性とか頑張るとかが美徳であった世代でもある。でも、一方で、しらけ世代という言い方もある。なんだか、同じ世代を指すとは思えない言葉だ。
 いつの世代でも、一つの言葉で区切るのは難しい。世代差よりも個人差の方が大きいのだと思う。今の若い世代にも、おそらく「巨人の星」的な人、「ガンダム」的な人、「ワンピース」的な人は混在している。世代論として言えば、そうした個人差をより鮮明に出せたかどうかという社会的背景が異なるだけなのではないか。
 開発そのものは新しいものを生み出す仕事だ。でも、それを実際に推進する人のマネジメントは、社会の枠組みで実現する必要がある。個人にラベル付けされる世代間ギャップなんかよりも、社会の仕組み、会社の仕組みが変わることの盈虚の方が実は大きいのではないか、と思う。世代論は面白い。酒の肴にはいいが、マネジメントには役立たない。

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