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2012年1月 7日 (土)

組み込み用の軽量Ruby:日経エレクトロニクス2011/12/16号

 日経エレクトロニクス2011/12/16号の「Rubyに軽量な組み込み版」という記事によると、Ruby開発者のまつもと氏が中心になって、組み込み用のRubyを開発中らしい。組み込みソフトウエアの開発規模は年々大きくなっている。私の職場でも、遅ればせながらCからC++への切り替えを実施していることろである。個人的には、以前も書いたが、C#で開発できる.NET Micro Frameworkに着目している。
 Rubyはもともとはインタプリタ方式であったが、軽量RubyではVMで実行するらしい。このあたりは、.NET Micro Frameworkと同じである。面白いのは九州工業大学と共同で開発しているため、FPGAで実行可能なハードウエアアクセラレータにも対応する予定という。高速性を要求する場合、FPGA回路を追加すればいいわけだ。場合によっては、Cで開発するよりも高速に実行できる可能性もありそうだ。九州工業大学は、今や数少ないハードウエア研究をやっている大学なので、がんばって成果を出して欲しい。
 ただ、ここで使われるVMは、どうやらRuby用に開発されたVMのようだ。.NET Micro Frameworkも独自のVMを使っている。このあたり、VMを共通化できれば、C、C#、Rubyを場合によって使い分けるという芸当も可能なわけで、何とかならないのだろうか?C言語などの開発言語は標準規格がある。同じようにVMも標準化してくれれば、あらゆるCPUでこのVMをサポートするようになるだろうし、いろんな言語がこのVMに対応するようになるので、本当に開発効率が上がると思う。是非とも、大学あたりが中心になって考えて欲しい。コンピュータアーキテクチャのいい研究材料になると思うのだが。

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