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2012年2月 1日 (水)

Intertface2012年3月号はuClinuxの特集:基礎編知識編の技術開発は面白かったけど結局どんな用途に使うんだろう?

 Interface 2012年 03月号は、uClinuxの特集である。Linuxは基本的にはMMUを有するCPU上で走るというのが前提のOSで、組み込みLinuxといえどもMMUのあるCPUで走らせる必要がある。ところが、世の中にはMMUのないCPUでも走るLinuxもあって、それがuClinuxだ。
 本誌の特集は、基礎知識編と実装編に分かれており、基礎知識編ではMMUありの場合となしの場合での違いを解説している。たとえば、MMUによるアドレス変換が使えないので、リロケータブルな実行コードが必要となるが、どのようにしてコンパイルするか、などについて述べている。これは、なかなか面白い記事だった。特にリロケータブルな実行コードが作れるというのが6809というCPUの特長の1つだったことを思い出した。6809上で動くOS-9の話なんかも本当に古い話だ。
 技術的には十分おもしろい本なのだが、さて実務で使うのに、どこで使えるのか?という疑問が出てくる。そもそも、Linuxを使おうというのは、Linuxの豊富なオープンソースを使いたいというのが大きな動機だろう。その場合、それらのソフト群はそれなりにメモリーリソースを必要とする。つまり、オープンソースのメリットを享受
しようとすれば、メモリーはそれなりに必要なのである。それなりのメモリーを搭載可能なCPUは、最近のCPUなら大抵MMUを搭載している。MMUはないが、メモリーはたくさん搭載できるというCPUには、最近では、お目にかかったことはない。
 ということは、あまりメモリー量が搭載できないMMUのないCPUでLinuxを走らせたいという用途がどのくらいあるのだろうか?という疑問に遭遇する。本誌では、その疑問は実は解決できない。実際にどんな製品に、どのように使われているのか、とか知りたかった。

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