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2012年2月15日 (水)

Kinectを買い物客の店頭調査に応用:用途開発の重要性

 Kinectというデバイスがある。ゲーム機のXBOXでのジェスチャー入力用に開発された機器だが、早くからPCにも接続する応用が開発されてきた。日経ソフトウエアのKinectを使うプログラミング記事に興味を持ったというのを書いたのは、昨年の6月である。この時は、純粋に技術として面白いと思っただけで、実用に使えるとはあまり思ってなかった。
 ところが、日経ビジネスONLINEで紹介されている「ゲーム機のデバイスKinectの驚く応用、買い物客の行動を追跡」という記事には本当にびっくりした。ゲーム以外の実用に応用しているのである。小売りの世界では、買い物客の動線調査をやりたいというニーズは昔からある。どんな商品を手に取って、実際には何を買ったか、とかを調べれば、いろんなことがわかるわけである。でも実際には難しい。棚のそばに監視カメラを設置して後で録画を分析したり、調査員が実際に追跡してみたり、ということをやる。
 しかしKinectなら、監視カメラのように目立たず、しかも人物追跡とか視線追跡とかもできるのである。かつ、こうしたアプリケーション開発に必要な画像処理そのものは、かなりの部分、ライブラリで提供されていたりするので、アプリ開発者は分析するソフトを開発すれば良い。しかも、Kinectは安価である。
 本当に、なるほど、である。ニーズを知っている技術者にしか出てこない発想だ。Kinectを何かに応用しようという発想では絶対に出てこない。こんなことをやりたい、そのために何か手段はないか、というニーズからの発想でしか生まれない。用途開発は本当に重要である。

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