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2012年2月 5日 (日)

先端技術開発こそが技術開発の本流だろう

 私は民間企業で組み込み機器開発をしている技術屋である。そういう意味では、技術開発の末端にいる人間だ。ただ、民間企業の場合、利益を出せる製品開発が本流なので、先端の技術開発をやることはほほんどない。むしろ、枯れた技術で、ユーザーにアピールするものを製品化するのが本流だ。そして、大半の製造業はそうであろう。先進的なイメージのあるAppleやSONYにしたところで、先進的なのは製品であって、そも中に組み込まれている技術は、先進的なものは実はあまり多くない。前回書いたスーパーコンピュータ開発のような技術的にも先端で、かつ製品にしようというものはまれである。
 技術開発の本流は、先端技術開発である。オーディオプレイヤ開発では、飛躍的な技術の進歩は期待できない。そして、飛躍的な技術の進歩を目指すことこそが、技術開発の本流であって欲しい。
 日本で言えば、スーパーコンピュータ開発であり、はやぶさであろう。どちらも事業仕分けの対象であったりするが、それじゃあ日本の将来は真っ暗だ。はやぶさ2の予算削減の原因の1つが、経済産業省と文部科学省の権限争いにあるという記事を読んだが、技術開発は未来を見据えて予算をつけてほしい。先端技術開発は、民間企業でやるにはリスクが高すぎるからだ。何度も書いたが、カネの切れ目が技術の切れ目である。先端技術開発には優秀な人間が必要だ。イノベーションを起こすタイプの人間は変人が多い。変人は民間企業では就職できない。優秀な変人を、国の予算で、どんどん雇って、好きなだけ働いてもらって、先端技術を開発し、その技術成果を民間企業へ流してほしいものだ。

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