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2012年3月19日 (月)

はやぶさ力に見るプロジェクトをまとめる秘訣と技術継承の重要さ

 はやぶさ力というのは、本の名前である。赤瀬川原平のベストセラー老人力以来、~力という言葉が定番になってきたが、さすがにはやぶさ力はどうなんだろうと思うような題名だ。でも、本の中身はまともである。
 はやぶさに関連したJAXAの研究者だけでなく、メーカーなどの関係者の証言を集めた本である。1人1人の記述は本当に少ないので、2~3時間で読めるような内容だが、2つ感銘したことがあった。
 まず1点目のプロジェクトをまとめることができた秘訣。はやぶさの帰還という目標に対し、全員が心から成功を望んでいたということである。はやぶさのミッションで大きなことは、はやぶさを地球という故郷に帰すというミッションであったことだ。技術的目標、科学的目標とともに、故郷へ帰すという情緒的目標が全員で共有できたことは、最後まであきらめないというプロジェクト全員の姿勢につながったことであろう。
 2点目は技術継承の重要性。はやぶさのミッションに参加したメンバーがいる間に、次のミッションを始めて技術を継承しないと、技術は途絶えるという。技術と技能の違いは、後者が属人的であるのに対して、前者は形式知で表現できることだ、と言われる。でも、最先端の世界では、形式知化できない技術が多いに違いない。はやぶさ2が待たれる所以だ。さらに言えば、はやぶさ2というのは、はやぶさで得られた技術の伝承でしかない。新しいものを作り上げるという技術の伝承は、全く新しいミッションをやるしかない。はやぶさ2ですら事業仕分けの対象になるような国に日本はなってしまったが、本当は、~2だけでなく、新しいものをさらに追加するようにして欲しい。それが、技術立国を目指すと言うことなんだと思う。

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