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2012年4月25日 (水)

下町ロケットの中で描かれた特許裁判:本当に価値のある発明以外は認めないようにできないのか

 遅ればせながら、昨年の直木賞になった下町ロケットを読んだ。技術者を主人公にした小説と言うことで、かなり面白く読んだ。確かにこんなこともあるかも、とか、こんな奴たしかにいるよなあ、という部分も多く、一気に読んでしまった。
 この本で、一つの大きなエピソードが、特許裁判である。主人公の会社が先行したエンジンと似たエンジンを、大手企業が製品化する。でも主人公は、特許を取っているので大丈夫と思う。しかし、その大手企業は、主人公の会社の特許の周辺特許を押さえ、かつ、あろうことか、その周辺特許で主人公の会社を訴えるのである。
 この本の大手企業のやり口は本当にひどい。でも、ビジネスという観点では、一つの選択肢ではある。こうしたことが可能になる原因の一つが、簡単に特許になりすぎではないか、と思っている。前にも書いたが、つまらない特許が多い。仕事で、今開発しているものが、他社の特許に抵触しないかを調べるのだが、あまりにも低レベルの発明が特許になっているのを見ると、嫌になる。まあ、私自身も、その手の特許を山ほど出しているので、えらそうなことは言えないのだが。もう少し、基準を厳しくした方が、産業の発展のためになるのではないか、と思う。

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