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2012年5月25日 (金)

中国の「お買い得」な労働力の終わり:深層中国より

 深層中国というWebの記事を愛読している。いつ読んでも、へ~と思うような記事ばかりである。その第40回の「中国の異常な時代の終わり~アップルが異様に儲かった理由を考える」という記事は特に面白かった。中国の改革開放後30年間は、中国の労働力が極めてお買い得だった異様な時代であり、その時代に中国で物作りをしてきた企業が儲かったのは、当たり前だという話である。
 中国よりも、もっと労働力が安い国はある。でも、中学の進学率が90%を超え、15歳以上の識字率が95%を超えるような国は、ないらしい。中国の労働力が単に安かったから中国の物作りが競争力を持ったのではなく、「お買い得」だったから競争力を持った、という指摘である。
 この状況は、文化大革命という暴挙がもたらした中国経済を回復させるために、労働力を安売りしたということで生じた一時的な現象で、徐々に適正価格へ近づいているという。
 つまり、お買い得から普通の値段になっているのである。中国の労働力が高くなったからといって、他の国へ行っても、安かろう悪かろうである可能性も高い。特にアップルの製品のように、質の高い労働量力が必要なものは、そうである、だから、いくら労働力が高くなっても、アップルは外へ逃げられず、必然的にアップルが異様に儲かる状況もなくなるだろう、という予測である。
 労働力のコストを、質も含めて、こんなに明確に説明した記事は初めてである。

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