« Amazonで本を買うようになって読書の幅が狭くなった気がする | トップページ | 夜の新幹線移動:寝過ぎて自宅で寝付きが悪い »

2012年6月 8日 (金)

非接触通信に関する日本の優位性が危ないとは:日経ITproより

 非接触通信というのは、昔自分が応用システムを開発していたこともあって、今でも注目している技術の一つである。以前も、少し書いたことがある。
 私が開発していたようなマイナーな応用はともかく、日本では非接触通信はインフラになっている。Suicaを始めとする乗車券、Edyを始めとする電子マネー。こうした社会インフラともいうべきシステムはFeliCa技術を応用して大きなインフラを形成してきている。その堅牢なセキュリティ技術および運用の仕組みはインフラを作り上げるにふさわしいものであろう。
 ところが、例によって、米国は別の方式で攻めてきている。それがNFCだ。同じ13.56MHzを使った非接触通信機でありながら、異なった規格を作ろうとしているらしい。ITproの記事「米国で盛り上がるNFC、日本の優位性は危うい 」は、例によってシリコンバレー主導型の新しいビジネスをNFCで創出すると言うことらしい。
 日本の応用は交通と決済である。でも、NFCはP2P技術の応用らしい。インフラではない、ちょっとした応用というのは、シリコンバレーお得意のパターンである。このままいくと、日本の優位性は危ない、ということらしい。今の大企業は、用途開発は本当に下手だ。この手の開発は若いIT起業家でないと主導できないであろう。日本にもこうした起業家はいる。ただ、日本の問題は、この起業家が主としてモバイル系に偏っていることにある気がする。NFCは組み込み技術も必要だ。応用となるとクラウドも必要だ。こうした異なる技術を統合して新しい用途を開発するという企業家はシリコンバレーの方が圧倒的に多いのではないか。そこが日米の差のように思う。

« Amazonで本を買うようになって読書の幅が狭くなった気がする | トップページ | 夜の新幹線移動:寝過ぎて自宅で寝付きが悪い »

組み込み技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/568535/54883968

この記事へのトラックバック一覧です: 非接触通信に関する日本の優位性が危ないとは:日経ITproより:

« Amazonで本を買うようになって読書の幅が狭くなった気がする | トップページ | 夜の新幹線移動:寝過ぎて自宅で寝付きが悪い »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

公告

  • Google Adsense
無料ブログはココログ