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2012年6月15日 (金)

公差のノウハウのない現場が増えているとは-現場との関係が切れているのだろう

 ちょっとショックな記事を読んだ。「なぜ今,公差なのか」という記事である。公差というのはものづくりの基本である。この記事を引用すれば、

公差は,ものづくりに携わる技術者にとって基本中の基本。設計で決めた部品の形状や大きさが,実際に製造したときにその通りになるとは限らない。必ず発生するバラつきを,どの程度許容するのか─。公差情報は,設計内容を実体化する上で不可欠な,設計と生産の懸け橋である。

 その通りである。しかし、と続く。これも引用する。
公差の検討時間を節約するため,設計者の多くが,既存製品の公差の流用に走ったのだ。短期間で限定的なら,流用は効率的な設計法だ。しかし,安易な流用が長く続くと,なぜその公差にしたのかという知識やノウハウが次第に失われ,その伝承も断絶してしまう。特に,若手技術者が公差に関する実践的な知識を習得する機会がなくなり,机上の空論に陥る。

 よくあるパターンである。この公差を設計基準とか、安全基準とか、いろんな言葉に入れ替えても、現場現場で通じてしまう。製品試験の基準がある。現場では、それをクリアすることが必死になる。そして、その基準がなぜ作られたかは誰も知らなくなる。世の中が変わり、使われ方も変わっているに、基準だけは変わらない。その結果、ある時、突如不良の山ができたり、オーバースペックで高価な製品になっていたり、ということが起きてしまう。
 でも、いくら何でも公差のような基本中の基本まで、伝承されなくなっているとは・・・。本当にショックだ。

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