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2012年7月19日 (木)

組み込み向けRuby言語:積極的に使ってみたいが・・・

 Rubyの組み込み向け軽量版のmrubyがとうとう登場した、ということが、日経エレクトロニクス6/11号で大きく取り上げられていた。昨年の日経エレクトロニクスで開発中だという記事を読んだ時に思ったことを以前書いたことがある。
 ソフトウエア開発において、プログラミング言語で何を使うかは大きな選択肢である。組み込みでは大抵の場合C言語である。もちろん、ドライバとかは今でもC言語の得意領域だが、いつまでもC言語でいいのか、という話もある。もっとも、私の息子の通っている化学工学科では、C言語とFORTRANを勉強させるらしい。え?FORTRAN、と聞き直したが、どうやらシミュレーションなどの基本ソフトで今でのFORTRANが現役の分野もあるようだ。COBOL言語だって、今でも現役のところがあるのだから、言語は新しければいいというものでもない。
 でも、そうした昔の言語は、昔からある領域で使われてきているからこそ、今でも現役なのだろう。昔なかった領域に対しては、その新しい課題用に開発された言語の方が強力なのは当たり前である。
 Rubyの適用範囲は明確である。Webサービスとのインターフェースとなるネットワーク処理、文字列処理、煩雑に機能の変更が発生し得る箇所、ユーザによるカスタマイズ性を持たせたい箇所、などだ。絶対的な実行速度が要求される処理やハードウエアに近い処理、画像や音声などのメディア処理などはC言語などで実装することが望ましく、そのために、Ruby言語とC言語とを組み合わせて使えるように設計されているという。
 なかなか合理的な設計である。積極的に使ってみたいが、現状では、デバッガがないというのはつらい。
 それ以上に、私の職場で、仕事で使うには、「組み込みにはC言語しかあり得ない」という石頭の開発者が多く、新しい言語に挑戦することはしない、という風土の方が障壁だろう。組み込みの現場は、古い技術者のたまり場になっている。

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