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2012年9月21日 (金)

面白くない日本の家電という指摘-試行錯誤の必要性

 前回、白物家電の通信手段としてNFCを使うというのは、面白い応用だという話を書いた。だが、それで実現できる機能は面白くない。たとえば、パナソニックのNFC付洗濯機は、スマホをかざせば、洗剤や柔軟剤の種類まで覚えて、最適な洗浄効果を発揮できるような量がわかるという機能が実現されているが、本当に使うのだろうか?
 「スマート」は救世主にならない-“面白くない”日本の白物家電という日経ビジネスオンラインの記事では、そんな機能を誰が使うのか、ということを上記の洗濯機以外の例もあげて、滅多切りにしている。これを読んで、言い過ぎと思う人は少ないのではないか。確かに一般ユーザーから見て使う機能のように思えない。NFC付の体重計は買おうかと思っている。でも洗濯機をNFCのありなしでは選択しないだろう。
 この日経ビジネスオンラインの記事で褒めているのがお掃除ロボットの「ルンバ」だ。少し引用する。

 ルンバはその掃除性能が評価されてヒットしたわけではない。ルンバは自動で床を動き回って掃除し、自力でドックまで戻る。時に段差のある場所で落ちて動けなくなったり、ソファの下に挟まって動けなくなる。この様子が、「かわいい」「けなげ」とネット上などで広がり、少しずつ購入層を広げていった。

 たぶん事実なんだろうけど、ルンバの事例を出して、面白くない日本の家電という副題をつけるのは、開発者には酷だ。「かわいい」「けなげ」なんていう価値観でものを買うなんてルンバの開発者が狙っていたとは思えない。途中で動けなくなることがないように開発したはずである。途中で動けなくなるのがクレームではなく、そこが「かわいい」「けなげ」になるというのは思ってもみなかったろう。
 日本の課題は、ルンバのように変わったモノを出せなくなっているという点だと思う。いろんなものを出すという試行錯誤の中で売れるものができるのである。市場に投入しないとわからないことは多い。そういう意味では、ちょっとどうかなあと思う機能ではあるが、NFC付家電は試行錯誤としては面白いと思う。実用性はともかく・・・

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