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2012年9月 4日 (火)

災害対応ロボットQuinceは32kgのパッケージ4個で運搬できる:本当に使えるための工夫

 日経ビジネスオンラインに福島原発で活躍する国産ロボットという記事が載っていた。千葉工業大学が開発した災害対応ロボットQuinceが、福島原発事故で活躍しているという記事である。ロボットというのは、いろんなものが開発されている。このロボットは、災害対応のために開発されたものだという。
 この記事の中で、最も感心したのは、緊急時に航空機で現場に駆けつけなければならないケースを想定し、空港で預けられる荷物の重量制限内にバラして運べるよう1つが32kg以内のパッケージに収まる設計にしてある。そのパッケージ4個でロボット1セットになる、というところだ。これは、本当に現場で使っていこうという発想がなければできないことである。技術だけではなく、本当にどういうように使われるかをユースケースとして抽出していかないとわからない。しかも、組み立てはわずか8分でできるという。組み立て工程まで考え抜かれているようだ。
 大学の研究には、論文のために重箱のすみをつつくようなものも多いが、こうした実用性はあっても、市場性がないので企業が研究しないようなところを大学がやっているということだろう。日本の大学も大したものだ。

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