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2012年11月 9日 (金)

パナソニックとシャープの赤字報道:技術の選択を誤ることの怖さ

 パナソニックが7650億円赤字シャープが4500億円の赤字というとんでもないニュースで、どちらの会社も現時点で倒産しないのが不思議なくらいだ。
 どちらも、原因はTVである。ただ、技術者から見ると、シャープの方がわかりやすい。シャープは液晶にかけていた。そのために、大きな設備投資をしてしまい、それが今になって大きな負担になっている、ということであろう。液晶TVの値段がこれほど下がらなければ、ひょっとするとこの設備投資の決断が効果が出て利益が出ていたということが想定されなくもなかったと思う。
 ところがパナソニックは、プラズマにかけた。これはいくらなんでも、無謀としかいいようのない決断である。液晶とプラズマがお互いに競っていた時期ならともかく、ある時点で液晶が勝つことは、パナソニック以外の誰の目にも明らかであった。VHSとβの戦いで勝ったパナソニックは、勝負は技術だけではないことを熟知していたはずだ。そのパナソニックが、素人目には明らかであったことがわからなかったのかが不思議だ。自社の技術にこだわるあまり、客観的に市場を見ると言うことが、できなかったのだろう。
 シャープにしても、液晶技術を立ち上げた自負があって、勝負からおりられなかったのが問題なのかもしれない。でも、これは難しい話だ。
 いづれにせよ、どちらの会社にも頑張ってもらわないと困る。倒産なんかされたら、大打撃だ。

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