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2013年1月21日 (月)

ネットワーク時代の基本ミドルウエアT2EX

 Linuxが組み込みOSで主流の1つとなってから数年になるのだろうか。その間、私の関係する開発でも、ネットワーク接続機能を有する開発はLinuxで、ということが基本になってきた。Linuxは、もう一方の組み込みOSの主流であるμITRONに比べて、ハードリソースを使うのでコストがかかる。でも今や、ソフトウエア開発費が大きな比重を占めるようになってきて、ソフトウエアの都合でLinuxを選ぶことが受け入れられるようになってきた。
 ところが、今になってμITRON側がT2EXというミドルウエアを用意してきた。発表を少し引用する。

T2EX の開発の目的は、リアルタイムOSであるT-Kernel 2.0の軽量性を踏襲しつつ、ファイル管理やネットワーク通信といった昨今の組込み機器の機能要求を満たすミドルウェアをオープンソースで提供することです。

 確かに必要なことだと思う。しかし、この後ろの方に次のような文が続く。
T2EXのフットプリントはLinuxと比較して非常に小さく、ハードウェアを含めた機器全体のコストを大幅に削減できるというメリットもあります。

 これも事実だとは思う。でも、せっかく、ネットワーク機能はLinuxでという常識を何年かかけて布教してきたのに、こんな話を知ったら、μITRONでやれ、という圧力が再びかかるかもしれない。OSやそれに関わる開発環境に慣れるコストは非常大きい。でも、製品コストが安くなるという圧力には抵抗できないかもしれない。

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