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2013年5月15日 (水)

自動車よ、お前もか:あちらでもこちらでもセキュリティ対策

 ハッカーが電力を狙い撃ちする日という刺激的な記事が日経ビジネスオンラインに掲載されていた。スマートメーターの普及で、サーバー空間から電力網けの経路ができてしまうのである。スマートメーター経由で電力会社の専用通信網に侵入を許せば、電力会社の発電所や変電所などの監視・制御システムの操作などに、大規模な被害が生じる可能性もある、という。まあ、このあたりは、スマートメーターの開発者も十分わかっていて、かなり厳重なセキュリティ対策をやっているようである。とはいえ、経路ができてしまうことは事実で、何か起きる可能性はゼロではない。
 制御機器に関するセキュリティ事故で最も有名なのはstuxnetでこれについては以前も書いたことがある。この事故を知ってから、組み込み技術者としてセキュリティ関係に関する関心が深くなった。それまでは所詮対岸の火事だったのだがそうも言ってられない。これも前に書いたことだが、セキュリティ関連の実装は今後の組み込みのキー技術になってしまっていると感じている。
 電力だけではない。標的になる車載ソフトというこれもまた刺激的な記事がTech-Onに掲載されていて、こちらの標的は自動車である。ITSシステムなど自動車がネットワークとの接点を持ってしまったからである。
 セキュリティ事故がサイバー空間だけにとどまっていれば、金銭的な損害を被ることはあっても、人命にかかわったりはしなかった。でも、サイバー空間が実空間と接点をもってしまったがために、サーバー空間からの攻撃で人命にまで被害が及ぶ可能性が出てきた。セキュリティ関連技術は、今や実空間と接点を持つ組み込み技術でこそ重要になっている。

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