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2013年7月19日 (金)

重要なキーワードを共通理解できることの重要性:「差」と「違い」-ホンダの例

 前々回に書いた「ホンダイノベーション魂!2」の連載記事について、もう少し書いてみたい。
 この記事に、「差」と「違い」という言葉がホンダではきっちりと定義されているということが書かれていた。「差」は従来技術の改良か改善、「違い」は従来から離れ別の技術体系に飛躍すること、であるらしい。
 この2つの言葉は、確かに混同しやすい。それをきっちりと定義できているというのはさすがにホンダである。私の会社ではそうはいかない。「差」と「違い」をこういう意味で使っていないのはもちろんだが、従来技術の改良か改善を表現する共通用語も、従来から離れ別の技術体系に飛躍することを表現する共通用語もない。つまり、この2つを明確に区別しなければならないという共通認識がないということである。
 その会社にとって、重要な概念は必ず共通理解されている用語が存在する。それが社会一般では使われていないその会社特有の用語だったりすることもあるが、少なくとも社員には通じる共通用語がある。イノベーションを重要視している会社なら、「差」と「違い」という言葉ではなくても、この2つを明確に区別できる用語が存在するに違いない。一方、イノベーションはかけ声だけの会社には、たぶんこの2つを区別できる用語は存在しないのではないか。
 その会社の価値観が本当に社内に浸透しているのか、かけ声だけなのかは、社内で共通理解できる言葉でその価値観を表現できているかどうかにあるような気がする。

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