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2013年7月 3日 (水)

組み込み技術の基礎の1つであるシリアル通信にはいい教科書がない

 前回、基礎ができていなくても仕事が出来るIT開発の不思議、という話を書いた。組み込み分野での基礎の1つにシリアル通信がある。組み込みにおけるシリアル通信の重要性という話を以前書いたことがある。
 シリアル通信は、今でも重要なのに、と嘆いていても仕方ないので、後輩技術者に少し基礎でも勉強させるためにいい教科書でも探してみるか、ということを考えた。ところが、である。実際に調べてみるといい教科書がないのである。APIを使って通信するとか、ドライバソフトとかの個別の開発はあっても、シリアル通信全体をおさえた本はない。
 通信というのは、ソフトウエア技術だけでは理解したことにならない。ハードウエア技術を追加しても、まだ理解したことにはならない。符号化、誤り検出、誤り訂正とかの、理論も重要である。これらをトータルしたものが通信である。そのエッセンスが端的に出るのがシリアル通信だと思っている。こうした分野を網羅的に記述した教科書がないのだ。
 ある日、やさしいデータ伝送基礎講座というWeb講座を見つけた。宮崎技術研究所のホームページに載っている講座である。この講座を執筆した宮崎誠一という人は、マイクロコンピュータ・データ伝送の基礎と実際という本の著者だ。この本は、私が新人時代に何度も読み返した本である。本当に懐かしい出会いである。このWeb講座は、少し内容が古いのが欠点だが、類書がないので、この講座で勉強するのが一番である。

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