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2013年7月 4日 (木)

ベテランの喪失、人の喪失、体験の喪失:日経ものづくり6月号より

 日経ものづくり6月号の特集は、「プラント事故に学ぶ 効率化の代償」である。最近、プラント事故が多いが、その原因に効率化の弊害がある、という内容である。
 その記事の中で、効率化を追求するあまり、効率化がリストラにつながり、その結果「ベテランの喪失、人の喪失、体験の喪失」という現象を生み出してしまった。その結果がプラント事故なのだという分析である。
 私はプラントは経験していないが、電機関連メーカーで安全関係の仕事も少しやっているので、プラントと相似形のことが電機メーカーの現場でも起きているということは言える。
 効率化によって、定型作業は効率化される。定型作業は形式知にできるからである。形式知化できれば、ベテランのように人件費の高い社員はいらなくなりリストラされる。形式知化できれば機械化できるので、人もいなくなる。そして、その形式知を生み出した体験もなくなってしまう。
 さて、そんな中で非定型作業が発生する。プラントの故障や震災である。その途端、事故へ結びつくという構図だろう。これと同じ構図が、日本のあちこちで起きているに違いない。単にプラント事故は大きいので目立つだけである。

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