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2013年10月 9日 (水)

パナソニックのプラズマ撤退-イノベーションのジレンマの典型例だ

 パナソニックがとうとうプラズマから撤退するというニュースが出ていた。客観的に見れば遅きに失したとしかいいようがない話だ。尼崎工場なんて、プラズマ対液晶の勝負がついた時点での間抜けな決断としか外野から見たら見えない話だという感想を以前書いたことがある。
 では、プラズマが駄目な技術だったのかと言えば、そんなことはないだろう。大画面はプラズマの方が有利な時代があったからである。その当時は、大画面と高画質というのがTVの最も重要な機能であったので、その当時、プラズマ技術を開発していたパナソニックはいい技術を持った企業だった。でも、大画面競争に突入し、100インチの大画面が作れるようになり、ハイビジョンが当たり前になった頃には、一般大衆にとって、画面の大きさ・画質というのは、プラズマでも液晶でも大差ないものになっていた。
 これこそ、クリステンセンの名著イノベーションのジレンマそのものである。
 優秀なパナソニックの経営者が、この有名な本を読んでいなかったとは思えない。でも、ここの事例が自分たちのこととは思えなかったのか、自分たちはこの本の内容を覆すことができると思っていたのかわからないが、尼崎工場という決断をして大赤字を出してしまった。
 イノベーションのジレンマをもう一度読み返してみよう。

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