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2013年10月10日 (木)

フェイスブックのデータセンター

 フェイスブックのデータセンターの記事を読んだ。
 まあ、とんでもなく大きなデータセンターである。でもその先進性は大きさにあるのではない。DC全体が一つのコンピュータとして設計されているのである。
 建物の外壁には、外気を取り込む送風口が取り付けられている。送風口の内側には、外気中の砂ぼこりなどを除去する緑色のフィルターがある。フィルターの裏側には壁一面に大型のファンが設置されており、そこからサーバールームに外気を送り込む。外気はサーバーの中を通ってサーバーの熱を冷まし、暖められた空気は巨大なファンによって外に排出される。この構造に先進性があるわけではない。
 外気を吸い込むファン」と「外気をサーバー内に吸い込むサーバー内蔵ファン」、「暖められた空気を屋外にはき出す壁面ファン」の三つが、全て連動して動いているところに先進性があるという。つまり、あたかもデータセンター全体が一つのコンピュータのように動いているのである。このことによって、年間のPUE(消費電力効率)は「1.07」になるという。見たこともないような数値である。
 こうした思い切った取り組みができるとうのは、さすがに米国である。と感心するとともに、一方で、こうしたデータセンターを必要とするだけのビジネスを生んでいる米国のすごさにも感心する。日本でデータセンターに関する技術革新をあまり聞かないのは、技術革新を必要とするだけのビジネスがないからであろう。グーグルやファイスブックというビジネスが技術革新を生む原動力になるのだということを改めて感じた。

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