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2013年12月27日 (金)

「ETアワード2013」を受賞した「どこでも買い物メモシステム」:切り口が面白い

 

 ボタンをピッ! で誰かが牛乳を買ってきてくれる幸せ ―― 「ETアワード2013」受賞企業インタビュー(6) 村田製作所|Tech Village (テックビレッジ) / CQ出版株式会社という記事を読んだ。 ETアワード2013を受賞した村田製作所の「どこでも買い物メモシステム」というものの記事である。少し引用しよう。

 日常生活の中で「牛乳がなくなりそう」などというときに,たいていはそのあたりにある紙にメモするのですが,メモがどこかに行ってしまって買い忘れることが多いと思います.このシステムは,そんなときに「牛乳」というボタンを押すだけでスマートフォンにメモが残せるシステムです.
 具体的には,無線LANモジュールを内蔵したリモコンで,ボタンが30個ついています.ボタンを押すと対応した番号がクラウド側に送信され,保存されるしくみです.使う人によってメモしたい品物は異なると思うので,ボタンにひもづける内容は任意で設定できるように考えています.買い物メモはスマートフォンのアプリで参照できますし,ボタンが押されたときにスマートフォン側でポップアップを出すこともできます.

 この説明を読んだだけでは何がいいのかよく分からないかもしれない。しかし実際に、記事に掲載されているそのリモコンの写真を見てほしい。そして、そのリモコンが冷蔵庫のドアに付いているというシーンを思い浮かべればこの便利さわかると思う。
 同じようなものをスマホで作ることが可能である。ただ、その場合、スマホのアプリケーション立ち上げると、食材のリストが出てきて、その食材のボタンを押すとその食材を買って帰らなければいけないということクラウド上に記憶するという仕様になるであろう。つまりスマホを取り出してアプリケーションを起動するという手順を経た上で、ボタンを押すということなのである。一方、この「どこでも買い物メモシステム」の場合、冷蔵庫のドアについているこの機械のボタンをいきなり押せるのである。ちょっとした違いなのだが大違いだ。
 なぜなら、牛乳が足りないと気がつくのは、大抵の場合朝食時だからである。朝食でパンと牛乳を用意する。その時に牛乳を買っておかなければならないということに気がつくのである。朝食時というのは、大抵の場合、忙しいものである。この忙しい時に、スマホを取り出してアプリケーション起動すると言う手順は、結構面倒だと思う。そうではなく、いきなりボタン押せるというこのシステムの簡便さはなかなか良いポイントをついている。
 村田製作所は、このシステムを製品化しようと思って作ったわけではないらしい。そもそも村田製作所で作っている無線LANモジュールを売り込むために、そのデモシステムとして作ったものだから、このシステムが製品化される事はない。となるとスマホでもいいからこういうアプリケーションを作れば、結構人気が出そうだ。簡便さは少し劣るが、便利なのは便利である。

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