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2014年1月16日 (木)

ビッグデータの有効性に関する明快な解説:日経ビジネスオンラインの記事より

 前にも書いたが私はビッグデータというのがあまり好きではない。何かとにかくデータを集めれば何かいいことがあるに違いないと言うような印象を受けるからである。相関関係と因果関係と無視した議論も好きではない。単なる相関関係を因果関係というふうに間違ってとらえているケースが多いように思うからである。
 だからといってビッグデータそのものを否定しているわけではない。魔法の道具であるかのごとくビッグデータを扱っているのが気に入らないだけである。
 そう思っている中でビッグデータの有効性に関する明快な解説を読んだ。ビッグデータだけでは競争の「新しい土俵」を創れない:日経ビジネスオンラインという記事である。少し長くなるが引用する。

以下の2つの言説のどちらが本質的だろうか。

(言説1)
ビッグデータ時代には「因果関係ではなく相関関係が重要になる」「理由ではなく答えがわかれば、それで十分なのだ」

(言説2)
「データ量が増えるだけなら、分析精度がいくらか向上するだけ」「ビッグデータを司るのは人間の思考力」

 「枠組みが明確な課題について、限定された情報のなかで最適化したり予測したりする課題」「狼少年が少々現れたとしても、見逃し三振を回避できればよい課題」であれば、言説1が正しい。

 「いかに新しい土俵を創るか、いかにイノベーションを起こすか、という課題」「人間の気持ちや感情に大きな関わりがあり、狼少年が起こると困るような課題」であれば、言説2が正しい。そのような課題であれば、きっと「行動観察」が必要になる。

 非常にわかりやすい解説である。まず課題が重要なのだ。その課題対するアプローチの中で有効な技術もあれば、有効でない技術もある。当たり前の話である。万能の技術などというものは存在しないからだ。ビッグデータに関しても全肯定するのでもなく全否定するのでもない、あくまで課題解決の手段として、冷静に技術の長所と限界をみてみることが重要なのであろう。

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