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2014年2月 3日 (月)

いやなことをブラック企業に押し付けるからこそホワイト企業にいられる実態: ITproの記事より

 ブラック企業という言い方がある。あまり好きな言葉ではない。単に残業時間が多い企業のことをブラック企業という言い方をすれば、開発業務がある企業というのはどうしても残業時間多くなるのでブラック企業ということになる。
 SI関連企業の場合、ここに多重下請け構造という構造的な問題が重なる。そのことを端的に指摘した記事が木村岳史の極言暴論! - SIガラパゴスの負の遺産、いつまでブラック企業の世話になるのか:ITproである。この記事は率直な物言いで多重下請け構造という構造的な問題について鋭く切り込んでいる。
 最近ではブラック企業というのはSI業界でも少なくなってきたという発言をしている大手SI企業の関係者の発言からこの記事が始まる。しかし、実際には、大手はともかく、多重下請け構造の下の層では今でもブラック企業そのものの記事はたくさんあるのだという。その事実を端的に表現した部分を引用してみよう

大手SIerが“ホワイト企業”でいられるのは、単価の低い仕事だけでなく、リストラという辛い役回りまでも“外注化”できるからである。

 厳しい指摘であるが、ある程度当たっている部分もあるであろう。どうすればいいのかは難しいところである。筆者の言うように人海戦術のSIからの最終脱却というのも1つの手段である。
 しかし、その場合、人海戦術にしか仕事を提供できない下請け会社の仕事はなくなるということである。技術者が全員、付加価値のある仕事をできればそれは理想である。しかし現場でいろいろな技術者を見てきた経験から言えば、全員が全員そんな付加価値のあることをできるはずがない。実態として、工数仕事しかできない技術者というものはいる。そして今の仕事の形態では、そういう技術者でも仕事があるのである。人海戦術のSIからの最終脱却が成就した暁には、そういう技術者から仕事を取り上げることにならないだろうか。少し考えこまされた記事であった。

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