哲学といえどもその時代を超える事は難しいのだということを実感させられた本:ヘーゲルとその時代
ヘーゲルといえば偉大な哲学者として有名な学者である。弁証法はのちにマルクスを生み出すことになった哲学として有名である。だからといってヘーゲルの著作を読んだ事はない。解説書を読んでもなかなか難しくて理解できない。
今回ヘーゲルとその時代という本を読んでみた。ヘーゲル哲学そのものの解説ではなく、時代背景を含めた解説書になっているので、私にでも理解できるかもしれないと思ったからである。実際にはなかなか読み進めるのも疲れる本であった。どこまで理解できたのは自信がない。
しかしただ1つ思ったのは、ヘーゲルといえどもその時代の子であるということである。先輩の哲学者の影響であったり、その時代の考え方の影響であったり、という中でヘーゲル哲学が形成されているのである。
結局は、どんな偉大な哲学者であっても、その時代の中で突出できるだけで、その時代を越えることができないのである。当たり前のことであるが、それを再確認できるだけでも本の価値はあった。
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