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2014年3月 3日 (月)

PCに接続する機能を持った組み込み機器の開発:開発体制はどうなっているんだろうか

 少し前に、オムロンの活動量計の話を例に、PCに接続するような機能を持った機器がPCのOSの変更に対応できていないということに関して、感想を書いた。
 この話をネタにこうした機器の開発体制について少し考えていることを書いてみたい。別にオムロンの悪口を書くつもりはない。こうした機器を開発している日本のメーカー一般的な話として読んでもらいたい。
 活動量計のデータをPCに送るという部分は、技術的にはそんなに大したソフトではないはずである。大量のデータを高速に伝送したり、マウスやキーボードのようにどのようなタイミングでデータが送られてくるかわからなかったりするようなものではい。基本的には、データをバッチ処理で送るという機能である。つまり、機器の一方的な都合でデータの通信を始めて、データを通信すればいいだけである。 USBの通信としては本当に素直な実装になるはずである。OSが変わったことによって動かなくなることもあるだろうが、開発した技術者が少し調べれば1週間ぐらいで新しいOSに対応したドライバーをリリースすることは難しくないのではないかと思う。
 そのような素早く軽い対応をできない最大の理由は恐らくは開発体制である。 PCとの接続機能のソフトや開発を社外の開発会社に丸投げしていたのではないかと思うのである。社内で開発していれば1週間程度で終わる開発でも、社外に出しているとその修正開発が下手をすると何百万円もの開発費がかかったりしかねないのである。
 ではなぜこんなことが起こるのであろうか。 PCとの接続機能を主要機能と思ってないからであろう。メーカーのソフトウェア開発体制は限られている。主要機能でない部分については、どうしても社外に開発を発注してしまうことになる。つまりある製品の機能で、PCやクラウドに接続する機能が主要機能であるとメーカーが認識しない限り、同じような事は起き続けるのである。そして日本のメーカーで、このことに気づいて、きっちりとした開発体制を作っているメーカーは、さほど多くないのではないかという気がする。

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コメント

こんにちは。

確かに「主要機能」と思われない場合、自社で開発しようとはしないでしょうね。開発して、ある程度の信頼度までバグつぶしをしていく時間を考えた場合、すでに社外でテスト済みの製品がある場合は、そちらのライセンスを購入して組み込む方が、製品を早く仕上げることができる、と考えられるのでしょうね。

しかしながら、購入したもののソース提供がなかったり、ソースを改変できないライセンス形態であったりすると、今回のような後から対応すべき時に、手が出なくなるのでしょうね。

最近、色々な機能が増えていくなか、どれを優先して自社開発すべきかを判断するのも難しい気もします。

はい。お客様が何に金を出してくれるのかを真剣に考えないといけない時代になっているのだと思います。
単体製品でもややこしいのに、家電にネット機能を搭載して、いろんなことをやろうとすると、もっとややこしいことが起きるでしょう。特に、ある機能を実現するのに複数の機器が必要ということになると、本当にどうなることやら。

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