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2014年5月28日 (水)

日経エレクトロニクス5/26号の解説3「ソフト技術者の生きる道」は組み込み技術者に関する総括的な内容がまとまった記事

 日経エレクトロニクス5/26号の解説3「ソフト技術者の生きる道」の副題は「もう大手に翻弄されない」で、大手からの開発を受託するソフトハウス向けの記事に見えるがそんなことはない。実際には、組み込み技術者が置かれた現状と課題についてまとまった記事である。
 携帯電話やAV機器の技術者が、これらの業界の不振によって自動車などの他業界へ異動している。でも、組み込み技術というのは、組み込み対象の分野の知識と経験が必要な分野であって、そんなに簡単に異動できるのだろうか、という問いかけから記事が始まる。既知の内容が多いのだが、こうしてまとまった記事で読むと、組み込み技術者の現場の問題がよくわかる。日本が先進国であるはずの組み込み技術も、実際には問題だらけで、こんなことで大丈夫かとも思う。組み込み技術者として生きていこうと考えている技術者は、読んでおくといいと思う。私も今は管理職だが、定年後は技術者として現場復帰したいと思っているので他人ごとではない。
 現状の技術者の問題が3点あがっていた。その中の一つが、自然界の物理現象や工学原理に対する理解が足りない、という指摘である。これは、現場でよく感じることである。そもそも、電子回路ですら読めない組み込み技術者が多い。組み込み技術というのは、電子回路にする理解は当然で、その上で、組み込む対象に対する理解が必要だ。
 この記事では、組み込み技術者のキャリアパスの1つとして、コーディネーターを提案している。お互いに言葉すら通じない複数の技術分野の技術者をまとめる能力だ。ただ、技術の底が浅い技術者がこの役をやると単なる手配師になる。今の大企業の組み込み技術者と称している技術者の半分以上は、実態は手配師であろう。そうではなく、複数の技術に興味を持ち、原理を勉強する技術者だけがコーディネータになれるのだ。なかなか道は険しい。

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