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2014年6月25日 (水)

組み込み技術者にとってのARMはCPUコアであってプロセッサではない

 最近の組み込み用チップのCPUコアは、大抵がARMである。周辺LSIもインテリジェント化していて、その中に入っているCPUコアもARMだったりする。ただ、組み込み技術者から見ると、ARMは単なるCPUコアでしかない。周辺回路まで共通化されているわけではないからだ。
 単純な例では、EtherコントローラはARMコアとは別なので、Etherドライバソフトウエアは共通にはならない。組み込み技術者にとって、もっとも難しいドライバ周りの開発が楽になるわけではない。もちろん、全くことなるCPUでソフトを組むよりは、勝手知ったるARMでやる方がいいことも多い。ただ、実際には、CPUコアというのは、C言語を使えば、かなりの部分が隠蔽できる。それよりも、周辺回路の扱いの方が大変である。
 つい最近、割り込みコントローラ関係で大きな問題が発生してしまった。あるカスタムLSIの設計で、割り込みコントローラとARMコアとのインターフェースの設計が少し特殊だったため、レアケースで割り込みがらみの問題が発生してしまったのである。この手の問題は、レアケースになると原因追及に本当に時間がかかる。わかってしまえば、そんなことか、ということのなのだが、実際にはなかなか見つからない。LSI設計とソフト設計との両側にまたがる問題になってしまっているからである。
 組み込み技術者から見ると、ARMというプロセッサは存在しない。ARMというCPUコアを使ったプロセッサが存在するだけである。

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