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2014年6月20日 (金)

スタートレックフアンならより楽しめるSF小説「レッドスーツ」

 レッドスーツ というSFを読んだ。このレッドスーツという題名が、スタートレックのファンの間では有名な赤シャツのことであるということに気づかなかった。変な題名のSFが出たんだなあ、という程度の認識であった。スタートレックのパロディかもしれない、ということに気づけば、この本が出時にすぐに読んでいたに違いない。この本の中の、スタートレックを茶化している部分を少し引用する。

「じきにわかるか、イントレピッド号の慣性吸収装置は危機的な状況下ではうまくはたらかない」タールはジェソキソズのことばを思い出した。「ほかのときなら、艦がUターンしたり宙返りしたりしてもだれも気づかない。ところか、なにかドラマチックなできごとが起きているときは、足もとがぐらつくんだ」

「第六デッキから第十ニデッキまでは、攻撃を受けるとほぼかならず損傷する。なぜなら、ドラマのセットが用意されているのがこれらのデッキだからだ。ブリッジから場面が切り替わり、爆発してクルーがあおむけに吹っ飛ぶショットが挿入される。」

「すべての戦闘はもっともドラマチックになるよう構成される。〈物語〉が支配するときにはそうなるんだ。ものごとの筋がとおらなくなる。物理法則は休憩にはいる。人びとは論理的に考えるのをやめて、ドラマチックな考え方をするようになる」

「ときどき、アバナーシーやほかの士官たちのだれかか、なにかドラマチックなことや、おおげさなことや、きっかけになるようなことを言って、そのあと、本人も含めた全員かすこし黙り込むことかある。それはコマーシャルによる中断へのつなぎだ。そのときは〈物語〉が消え失せる。」

 ただ、この本はこうしたパロディだけで作られた作品ではない。ネタにはしているが、やはりSFになっている。スタートレックフアンにはおすすめの本である。

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