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2014年7月18日 (金)

現在における技術者のキャリアパス:日経ITproの記事より

 木村岳史の極言暴論! - 技術者はSEになるな、「何でも屋」になれ:ITproという記事を読んで現在における技術者のキャリアパスについて少し考えさせられた。この記事の筆者は木村岳史の極言暴論! - 技術者をプロジェクトマネジャーにするな:ITproという記事で何でも屋になるなということを書いている。ある記事では何でも屋になるなといい別の記事では何でも屋になれと言っている。矛盾もいいところである。ところがこの筆者によればIT業界における何でも屋というのは2通りあるという。
 筆者がなるなという「何でも屋」というのはウォーターフォール型の開発プロジェクトにおいての何でも屋である。少し引用する。

 開発案件があればプログラマーをやり、アーキテクトをやり、プロマネをやる。そして開発案件が無くなれば、システムのオペレーターとなる。そして「運用の仕事だけではダメだ」と言い出して、今度はBAの仕事にまで手を出そうとする。

 このような仕事をすべてできるスーパーエンジニアは存在しないという。必然的にこういう仕事やっている何でも屋というのはすべてにおいて中途半端な何もできない技術者になってしまう。
 一方で筆者がなれと言っている「何でも屋」はアジャイル的な開発が必要なビジネス直結のシステムにおける何でも屋である。これも少し引用する。

 新ビジネスや新サービスを生み出そうとする時、どんな大企業であっても、まずは小さく始めて、顧客の反応や環境の変化に対応してトライアンドエラーを繰り返すしかない。いわゆるリーンスタートアップだ。当然ITサイドも、少人数で素早くシステムを作り、改変を繰り返すことが不可欠になる。
 だから、それを担う技術者は、プログラミングはもちろん設計や運用まで責任が持てる人でなければならない。リリースしたアプリケーションを運用しつつ、次のバージョンの開発を手掛けることができる必要がある。いわゆる「フルスタックエンジニア」である。

 開発の対象が違うから、必要とされる技術者のスキルも異なるのであろう。 IT技術を使っているからといって、そこに必要な技術者のスキルは同じではない。いわゆる業務支援系のウォーターフォール型の開発プロジェクトにおいては、プロマネやアーキテクトプログラマーなど多くの技術者を必要とする。それぞれの分野においてそれぞれのエキスパートが仕事をするという形が望ましい。一方でいわゆるWeb系のビジネスにおいては、ビジネスに応じてサイトを構築したり修正したりということを短いサイクルでこなす技術者が必要となる。つまりフルスタックエンジニアが必要となるのである。
 一言でIT技術者というから、IT技術者のキャリアパスが同じようなものである、というのは全くの誤解なのであろう。新しい時代には新しい技術者が必要とされているのである。


 と、ここまでは一般論として他人事のように話をすることができる。だが、実際にどのようなキャリアパスを考えればいいのか、と思ったときに技術者のキャリアパスというのは本当に難しいものだと思う。少なくとも20年前には、フルスタックエンジニアなどほとんど必要とされなかった。ウォーターフォール型のIT技術者が必要であった。その時にプロマネやアーキテクトを目指して技術を磨いていって、ベテラン技術者になった頃に、世の中の環境が変わったからといって、今更キャリアパスを変更するわけにはいかない。時間は取り戻せないからである。そう考えると、この筆者の言っていることは非常によく分かるのだが、筆者の言う明確なキャリアパスが、本当にその技術者のキャリアパスとして正しいのかどうかは難しいところである。一流でなくても、後でつぶしのきく技術者というキャリアパスだってあるはずである。何せ生活がかかっているのだから。

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