« リストラ策でマイクロソフトの株価が上昇するとはね | トップページ | 脆弱性の修正行為そのものが脆弱性の場所を指し示すことになる:「オープンソースソフトウェアが意外と安全ではない理由」より »

2014年7月24日 (木)

経済学の内部改革:日経ビジネスの記事より

 根が技術者なので、経済の動きに呼応した株式市場の動き対しては、少し批判的に見てしまう部分がある。特にリストラがらみの話はそうである。前回マイクロソフトのリストラ発表で株価が上昇するということについて否定的なコメントをした。経済というのは、儲けのことしか考えていないのだろうかと思ってしまう。
 ところが実際にはそうでもないようである。日経ビジネス7月27日号の世界鳥瞰「求められる経済学内部改革」という記事の中で、欧州の学生たちの間で新しい流れが出てきているという。少し引用する。

 経済学は心理学や政治学、歴史、哲学などと切り離されていてはならない。学生は、特に格差の問題や、経済学において(現在のように利益の最大化ばかりに目を向けるのではなく)倫理と公正さが果たす役割、あるいは気候変動がもたらす経済的帰結といったテーマを研究することに情熱を持っている。

 極めて健全な考え方である。純粋にお金のことしか考えていなければ、リストというのは会社にとって素晴らしい施策に違いない。しかし。そこに倫理と公正さという視点を持ってきたときに、経済合理性ということとの関係性を研究していく、ということは社会的価値があるに違いない。リーマンショックの原因となった。サブプライムローンのような詐欺的手法を考え出すことが経済学の使命ではないはずである。

« リストラ策でマイクロソフトの株価が上昇するとはね | トップページ | 脆弱性の修正行為そのものが脆弱性の場所を指し示すことになる:「オープンソースソフトウェアが意外と安全ではない理由」より »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 経済学の内部改革:日経ビジネスの記事より:

« リストラ策でマイクロソフトの株価が上昇するとはね | トップページ | 脆弱性の修正行為そのものが脆弱性の場所を指し示すことになる:「オープンソースソフトウェアが意外と安全ではない理由」より »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

公告

  • Google Adsense
無料ブログはココログ